Linの気まぐれトーク

映画と小説の日々

平成の日

昭和が子ども時代から青春を経て、出産子育てまでとするなら、平成は自立の時だった。

近所の図書館を職場とし、司書として20年、仕事させて頂いた。


リタイアして令和を迎え、また人生の曲がり角。

衰えていくだけの晩年でも、子育てや仕事から解放され、時間だけはたっぷりある。


朝、夫と年末の打ち合わせ。

孫たちのお年玉はいくらにする?

お年賀はいくつ用意する?

子どもたちとの新年会はどうする?

新一年生になる孫にはお祝いをあげる時期だよね。

夫の顔は暗くなる。

また出費なのか〜


そうだ、この際言っちゃおう。

毎日、大掃除で家の周りを掃除してるけど、キリがないよ。


お父さんももう72歳、

お父さんのお父さんが亡くなった歳だもの、そんな人を当てにしちゃいけないと、一人で頑張ったよ。


まだ、竹を切らなきゃいけないけど、竹用のノコギリ買ってこなくちゃムリだわ。


とぼやいていたら、火がついて。

カーマでノコギリと正月用の灯油を購入。


まずは屋根とカーポートの掃除、ひとりでは怖いので、ふたりで梯子を使う。

ノコギリを買ったらどうにも試したい夫は、それから竹を切り始めた。


集めても集めても、落ち葉はキリがない。

見上げれば、まだあんなに落ち葉要員。

何百年生きて、ここまでになったのか。

子孫の代にまで祟るのだろうなぁ。


こんなふうにして「平成の日」は過ぎた。

もう祝日ではないけれど、出張中の夫と東京でプレクリスマスを楽しんだりしたっけ。

恵比寿ガーデンプレイスで聖歌隊を見たり。



上皇さま、美智子さま、どうぞお健やかに。


この日が誕生日の人も、よき1日でありますように。