Linの気まぐれトーク

映画と小説の日々

高橋源一郎の飛ぶ教室

元旦に3時間の生放送があることは知っていたけれど、やっと昨夜というか今朝(1時半〜)聴くことができた。

らじるらじるの「聴き逃し」サービスは本当にありがたい。

そこで発見したことが、いくつか。


まず高橋源一郎さんは元旦が誕生日で、晴れて70歳になられたこと。


69年頃、学生運動で逮捕され、留置所で大晦日を迎えたこと。


瀬戸内寂聴さんとの対談で、99歳になられる寂聴さんのクリアな話ぶりに、全く衰えを感じなかったこと。(比較するものではないと思うけれど、金さん銀さんの100歳は化石…だった)


ヤマザキマリさん、ブレディみかこさん、伊藤比呂美さんと高橋源一郎氏、小野アナの人生相談は本音炸裂の面白さだったこと。


中でも伊藤比呂美さんが、オバさんに漢字を当てるとしたら「漢さん」にすると言ったのには、我が意を得たりと(深夜なので小躍りはできなかったが)興奮してすっかり眠気が覚めてしまった。

明け方少し眠ったようだが、これが現役中だったら仕事に差し支えると焦っただろう。


かつて「夜眠れないと悩む気持ちがわからない。眠くなければ、起きていればいいだけなのに」と発言した児童文学作家は、

「それはアンタだから言えること。仕事がある人間はそうはいかないんだよ」と大顰蹙を買っていた。

が、今やっとその児童文学作家の気持ちがわかる。

翌日のことを気にせず、今の興味に浸れることの醍醐味は、なってみなければ分からない。


そんな贅沢を味わった翌日、すなわち今日は、年末年始用に借りたDVDの、最後の1枚を観る。


「イエスマン」

「恋するベーカリー」

「フォードvsフェラーリ」

「コールド・マウンテン」

「レ・ミゼラブル」


観賞したのはもちろん最後の「レ・ミゼラブル」

もう8年前になるのか、映画館で観て、感動のあまりサウンドトラックをDLしてしまった。

そこまで入り込んだのは中学生以来のこと、

もう一度感動したくて、

感動できるか確かめたくて、借りた。


寒さのためDVDデッキが動かずパソコンで観る羽目になったが、また違う感動がやって来た。


やっぱり、いいものはいい。