Linの気まぐれトーク

映画と小説の日々

Linの気まぐれトークの人気ブログ記事

  • 『足もとに流れる深い川』

    あまりにも夜が長いので、退屈しのぎにラジオを聴く。 昔懐かしい音楽を求めて、チャンネルをハシゴすることが多いけれど、その日は何を思ったのか、NHK第二の「カルチャーラジオ 文学の世界 文庫で味わうアメリカ短編小説」に聞き入ってしまった。 話者は早稲田大学教授の都甲幸治氏。 レイモンド・カーヴァーの... 続きをみる

  • ひみつ

    孫を預かる日は、緊張するわけでもないのに眠れない。 昨夜は庭仕事の疲れで9時には灯りを消したのに 、ラジオの記憶ばかりが残る長い夜に。 中でも眠気が吹き飛ぶのが「ラジオ文芸館」 昨夜は谷崎潤一郎の『秘密』だった。 これがプロのアナウンサーの技術もさることながら、効果音や演出の上手さで読書とは違う味... 続きをみる

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  • 山手線の会話

    何というドラマだったか、 草彅剛主演する主人公は経営理念に徹する冷血漢、その彼がさる令嬢と見合いするハメに。 どんなふうに間を持たせようと思案する彼に、ある人が忠告する。 女のお喋りなんて相槌を打っておけばいいのですよ。 山手線の駅名を頭の中で唱える。 四つに一つの割合で相槌を打つ。 なるほど、ご... 続きをみる

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  • さすがにビルマとは言わない

    我が家の南端、道路に近いので、道行く人がこの木の名を聞きに来るそうです。 春の新芽時だけ赤い葉を付けるのて、目立つ、目立つ。 いつも間にやら、奥のモチの木を凌ぐ高さに。 「何の木?」と夫に聞いても、 「親父がビルマから持ってきたとか言ってるので、我が家ではビルマの木で通っている」というばかり。 最... 続きをみる

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  • 雨のあい間に

    昨日の雨が、空気を洗ってくれた。 山々の新緑が、手に取れそうな身近さでせまってくる。 こんな日の散歩は楽しい。 横浜の友人も散歩に出かけた、と写メ。 まだ白い富士山がくっきりと写っている。 鶴見川沿いなのか、河川敷では子どもたちが遊び、堤防を老人や親子連れが散歩する、長閑な光景。 ふと、思う。 ニ... 続きをみる

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  • 『かもめ食堂』私感

    近くのゲオで「かもめ食堂」のDVDを探す。 10年ほど前にミニシアター系にはまり、レンタルDVDで観た1枚だった。 フィンランド旅行に行く前の2014年にも楽天レンタルで見ているようだ。 フィンランド予習のつもりか、何枚もミカ・カウリスマキ監督も借りている。 が、復習はしなかったな。 後味の悪い旅... 続きをみる

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  • また間違えた

    昨日はこどもの日。 初節句の6人目の孫のためにお祝いしたいと思ったものの、 こんなご時世だし、集まるのは憚られる。 そう思い、声はかけなかった。 けれど長男は休みで、次男親子は自転車でやって来るという。 次男宅の孫はまだ7歳の女の子だけど、自転車の面白さにハマり、岐阜市から1時間かけて来るのは3回... 続きをみる

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  • 植村直己さんの本

    外出自粛の過ごし方は、 読書に庭仕事。 図書館も休みなので読む本がなくなり、 古い本を漁っている。 植村直己さんが北極点単独行に成功したのは1978年とあるので、32年前。 まだ小学生の子どもたちを連れて実家に帰ると、気難しい父がいつになく興奮して、植村直己さんの偉業を称えた。 本も買って読んだと... 続きをみる

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