Linの気まぐれトーク

映画と小説の日々

DVDのブログ記事

DVD(ムラゴンブログ全体)
  • 映画『キッズ・リターン』

    他のSNSで、自転車映画の名作と紹介してもらった『キッズ・リターン』は、北野武監督の作品。 交通事故で生死を彷徨った後の、初の監督作品だとか。 北野作品といえば『HANA-BI』だけれど、 冷たい炎が燃えるようなバイオレンス映画はちょっと苦手、 『菊次郎の夏』のように子役の活躍する映画はホッとする... 続きをみる

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  • 映画『スリー・ビルボード』、小説『野良犬の値段』

    下に見ているとか、偏見だとか、人は言うけれど、 誰も自分が差別しているとは思っていないはず。 間違っているのは周りの方で、自分は正しい。 そう思うから、生きていける。 でも、 人のことはよくわかるけれど、自分のこととなると、さて、どうなのか。 気になる映画を観た。 主演のフランシス・マクドーマンド... 続きをみる

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  • 映画『男はつらいよ』

    もう50年の歳月がたっていた。 50年たって、やっと寅さんに会ってもいいと、 思えるようになった。 第一作が公開されたとき、まだ高校生だった私はもう古希に近いなんて。 でもそれが50年という歳月。 親が堅物で、テレビはNHKしか観せてもらえず、GSなんてとんでもない、追っかけはバカのすることと、今... 続きをみる

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  • 箸の持ち方

    私が子どもだった頃、何でも人並みにという考え方が全盛だったのか、箸や鉛筆を持つのは右と、両親に厳しく矯正された。 左利きだった私は苦労した甲斐あって? 今は箸や鉛筆は右手で持つ。 反抗できる年頃になってから覚えた針や包丁は左だが。 箸も鉛筆も右で持つのが精一杯だったので、その持ち方にまで神経が回ら... 続きをみる

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  • 雨の降りそうな朝

    ムラゴンブログに初投稿したのが1年前の3月29日。 雨の日の桜の写真。 相変わらず同じコースを散歩している私、 ただし、今は早朝に。 同じ構図で写真に収めながら、 今更ながら成長のない自分に気づく。 いや、成長とは老化の別名だから、 立派に成長しているのかも。 今日の映画は 観てから気づいた。 こ... 続きをみる

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  • いらっしゃいませ。そして永遠に…

    夜明けが早くなった。 窓のない部屋に休んでいても、 廊下越しの薄明かりに目覚める。 布団を上げて身繕い。 6時前に歩き始めれば、もう桜が開花していて。 皆さんのブログでは春爛漫の花盛りだけど、 岐阜にもやっと春? とは言いながら早朝はまだ寒く 霜が降りている。 花冷えとか 菜種梅雨とか 春一番とか... 続きをみる

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  • わたしの素

    味の素が醤油やソースと同じように 食卓の常連顔になっていた子どもの頃 ご飯にも味の素、なんてCMまで現れて 間に受けた子どもの私は親の制止も聞かず ご飯にかけてベソをかいた。 すっかり姿を消してしまった味の素だが そんな魔法の一振りを どこかで求めているのかも。 映画や小説から離れられないのも そ... 続きをみる

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  • ラッセ・ハルストレイム監督

    たまたまジョニデ繋がりで、 『ギルバート・グレイプ』を観て、 その繋がりで『サイダー・ハウス・ルール』に。 20年前の公開時に映画館で観ている。 そして、その終わり方に納得できなかった自分を覚えている。 どちらかといえば復習したくない作品だった。 けれど、他のSNSの映画コミュを主宰する人は、 「... 続きをみる

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  • 変わらないもの

    月に一度の読書会。 3月は会報誌の印刷とかで9時に集合だ。 印刷は1番若いFさんにお任せというので、 見ているだけでいいのかとも思ったが、 そうでもなくて。 7、80代の女性の集まりなので、 意見は多いけれど、手は出ない。 船頭多くして、状態か。 正直、殆ど会員に配布するのみの会報誌。 図書館に寄... 続きをみる

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  • 人生の麻薬

    またヘンな夢を見てしまった。 大体、妙にリアルな夢は二度寝が原因なのだ。 私は学生(願望か) おまけに独身だ(都合の良い設定) 付き合っていた彼が(誰だろう) 寝間に香を焚きしめて待っているという。 (いつの時代?) それを都合よく、結婚の申し込みと勘違いし、 「身分の違う結婚は間違いのもと、 本... 続きをみる

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  • 髪を切りに

    美容院は苦手だ。 女の園のような独特の雰囲気もダメなら、 客と美容師が妙に親しげなのも恐ろしい。 それで今は、パッパと捌く格安店に行く。 かなり強い癖毛なので、縮毛矯正をする。 軽く2〜3時間はかかる。 それでも春。 髪も軽やかにしたい。 歩いて片道30分、施術2時間半。 スマホを見ると、何と姉か... 続きをみる

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  • ちょっと気の早い

    ホワイトデー 初孫のRは10歳 サッカーに水泳に書道と、今の子は忙しそう。 子どもなのにお菓子に興味はなく、 おやつがわりに汁物を飲む。 バレンタインデーには、インスタントみそ汁を 贈った。 それが好評だったようで、 一足早いホワイトデーのお菓子を 自分のお小遣いで買ってくれた。 ばぁばに相応しい... 続きをみる

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  • 簡潔な日記

    今、心掛けたいこと。 昔は「箇条書きのLin」と言われたほど、長い文章が苦手だったのに、 最近のキレの悪さといったら。 これも加齢現象なのかと思うとイヤになる。 昨日、レンタルDVDを観る。 『屋根の上のバイオリン弾き』 公開されたのは、まだ大学生だった60年代末。 結局、その時は見損ねた。 やっ... 続きをみる

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  • ひとりの男の半日を描く

    (映画『桜桃の味』のネタバレ内容を含みます) 1枚100円で借りられるDVDにハマっている。 観たい作品は決めているけれど、たまたま目について借りることも。  『桜桃の味』も、そんな一枚で、 アッバス・キアロスタミ監督の作品は、20年以上も前に名古屋のミニシアターで出会った。 確か『オリーブの林を... 続きをみる

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  • 衝撃を受けて

    昨日は歩いて20分のレンタルショップへ、ある作品を探しに出かけた。 あらかじめ検索をかけて、そのDVDはレンタル可、棚は〈洋画 スポーツ 青春〉であることは押さえている。 大体この辺りと検討をつけて探すが、見つからない。 店員さんに尋ねると、やはり同じところをウロウロして不発、 バイトさんだったの... 続きをみる

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  • 季節外れの雪

    窓のない部屋に寝ているけれど、雪は気配でわかる。 外がほの明るいのだ。 社会生活している頃は雪が嫌いだった。 それは生活のリズムを崩す不届き者だった。 還暦で子どもに戻り、 雪国に暮らす人には申し訳ないけれど、濃尾平野の端っこでは貴重な雪に、 今は子どものようにはしゃいで雪の中を歩く。 目的地は図... 続きをみる

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  • 水のように

    浪花千栄子さんのエッセイ。 図書館の新刊コーナーで偶然見つけた。 朝ドラ『おちょやん』のモデルとなった人の、唯一のエッセイとあっては読まずにいられない。 4歳で母を亡くし、8歳で奉公に出された彼女の幼少期はドラマと変わらず、 驚いたのは、父親のダメさや奉公先での苦労は、事実の方がずっと上を行く、と... 続きをみる

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  • 韓流映画は火炎放射器?

    中野信子さんの本を何冊か読んだ。 といっても膨大な著作の中から、 近所の図書館にあるものだけを。 最近手にした『人はなぜ、他人を許せないのか?』 TVなどでの露出もあるからか、見るたびに垢抜けていらっしゃる。 オブラートに包んだソフトさは計算の上かも知れないが、スルスルと喉越しよく通り抜けていく。... 続きをみる

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  • 『空気を読む脳』と『グエムル』

    ヤマザキマリさんとの対談『パンデミックの文明論』が面白かったので、中野信子さんの著書を借りてみる。 著者は東大大学院卒の脳科学者、かなりの秀才だ。 科学者らしく実証に基づいた展開は論理的で、読者である一般大衆にもわかりやすく、飛躍することなく、脳の特性について述べている。 私のようなおばさんでも夢... 続きをみる

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  • なにげなくな日々

    川上弘美さんの小説『三度目の恋』を読んだ。 読書会の助言者さんのおすすめ本だった。 彼女を知ったのは芥川賞を受賞した頃。 当時は我が家も夕刊を取っていて、その文化欄に彼女のエッセイがあり、それが忘れられなかったのだ。 小説を書いては自宅の壁に貼っている。けれど自宅では誰も読んでくれない。仕方がない... 続きをみる

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  • 映画『殺人の追憶』

    DVDで鑑賞。 ポン・ジュノ監督が『パラサイト 半地下の住人』に先がけ、2003年に制作している。 こにらの方が見応えありという人もあり、その題材からして(当時は未解決事件だった華城殺人事件)重そう。 まだ若いソン・ガンホは、土着の所轄刑事。 ホシを上げるために証拠を捏造しようとしたり、拷問まがい... 続きをみる

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  • 映画『シークレット・サンシャイン』

    意味のよくわからないタイトル。 レンタルショップではタイトルの50音順に並んでいるので、何度もスマホで確認するのだが、すぐに忘れてしまう。 が、観賞後はもう決して忘れない。 舞台となった都市「密陽」を英語読みすると、そうなるから。 が、それは表向き。多分本当は、ソン・ガンホ演じる、ヒロインを助ける... 続きをみる

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  • 『納屋を焼く』と『バーニング 劇場版』

    村上春樹の『納屋を焼く』は初期の短編(57年11月)だ。 春樹の作品を形容し、無国籍風とはよく言われる。私的には、ジャコメッティの針金人間のようだと思っている。細部も表情もあるのだが、生活感がない。それが、良くも悪くも決定的な特徴だ。 当初、村上春樹は英語で書いてから日本語に翻訳しているのだ、と言... 続きをみる

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  • 高橋源一郎の飛ぶ教室

    元旦に3時間の生放送があることは知っていたけれど、やっと昨夜というか今朝(1時半〜)聴くことができた。 らじるらじるの「聴き逃し」サービスは本当にありがたい。 そこで発見したことが、いくつか。 まず高橋源一郎さんは元旦が誕生日で、晴れて70歳になられたこと。 69年頃、学生運動で逮捕され、留置所で... 続きをみる

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  • YESは人生のパスワード?

    面白い映画を観た。 『イエス・マン』 ジム・キャリー主演なので、もちろんコメディだ。 ふつうYES Manと言えば、上司におべっかを使う腰巾着みたいな存在と相場が決まっている。 でも、この作品はちょっと違うみたい。 堅実な銀行員のカール(ジム・キャリー)は離婚したこともあり、仕事も私生活も後ろ向き... 続きをみる

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  • 天に唾する

    またまた諺です。 天に向かって唾を吐けば、自分に降りかかってくる。人を貶せば自分自身に返ってくる、身から出た錆、ということ? もうずいぶん前の話、 夫のすることなすこと面白くなく、身内のことを悪く言うのは構わないだろうと、ブログに悪口を書き連ねた。 書けばスッとするのです。 夫婦喧嘩は犬も食わない... 続きをみる

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  • 小説『バタフライ・エフェクト』

    思い違いをしていた。 映画『バタフライ・エフェクト』の原作だとばかり思っていた。 映画は10年ほど前に観て、難解だったので気になっていたのだ。 小説できちんと読み直したいと思っていた。 北欧スウェーデンが舞台のサスペンス、ではなく 人間ドラマだった。 カーリン・アルヴテーゲン作、翻訳はヘレンハルメ... 続きをみる

  • 『テレーズの罪』

    フランソワ・モーリアックの『テレーズ・デスケイルゥ』を検索していたら、映画のDVDも現れて、偶然かと思ったが、そうではなくこの作品の映画化だった。 しかも、そんなに古いものではなさそう。 2015年製作。ヒロインは『アメリ』を演じた女優さんだ。 『アメリ』と『テレーズの罪』の2枚を110円でレンタ... 続きをみる