Linの気まぐれトーク

映画と小説の日々

2020年9月のブログ記事

  • 池田山登山

    9/29 pm5:00 ただいま〜 と、帰るなり夫が「どうだった?」と聞く。 やっぱり気にしていたのかな。 この日は、友人と一緒に池田山に登ると言ってあった。 最初に声をかけたのは夫だけど、道に自信がない、体力的にも不安だと、返事を渋ったのだ。 友だちと登るからと告げたとき、何某かの申し訳なさはあ... 続きをみる

  • 長編、相撲、遺産

    やっと読了。 まさかこんな長編だったとは。 読書会の助言者さんのお勧め本、知らせを受け、図書館のカウンターでこの分厚さを知ったとき、正直引いた。 それでも読み始めると面白くて。 乃南アサさんの『チーム・オベリベリ』 オベリベリとは今の帯広のこと。 北海道開拓の話は「知っている」程度。 が、長編小説... 続きをみる

  • 『プライドと偏見』

    名作の誉れ高い小説なのに、縁なくこの歳になってしまった。 なんとなく敬遠してしまうのは、そのタイトル(「高慢と偏見」)からくる偏見か。 55円のレンタルDVDでやっとその内容を知った。 キーラ・ナイトレイ主演の2005年作品。 この古き良き時代のイギリスの田園風景、人々の生活に、郷愁を感じてしまう... 続きをみる

  • 『男と女』

    今年の1月、『男と女Ⅲ 人生最良の日々』を観て、 あの大好きなアヌーク・エーメの現在の姿を知ることが出来た。 美しさは変わらず、年輪だけを刻んでいた。 『男と女』は1966年の作だという。 タイトルにおじけて、中高生の身分ではさすがに映画は観ていない。 ダバダバダ〜の音楽だけが先行した。 高校生の... 続きをみる

  • 記憶を遡る

    メメントとは、思い出せとか、忘れるなという意味らしい。 「メメント・モリ」 死を忘れるな このタイトルも、そんな意味合いか。 20年も前に作られた映画なのに、 しかも何度も観賞しているはずなのに、 やっぱり観るたびにハラハラ それほどよく出来た映画だ。 超難解映画とも言われる。 時系列が入り乱れて... 続きをみる

  • 青岸寺

    本当に思いつきだった。 コロナの縛りも少し解けて、電車に乗って出かけたくなってきた。 かねてから行きたいと思っていた滋賀県米原市の青岸寺。 朝ウォーキングとエクササイズを済ませてから、夫にふと聞いた。 「これから米原まで行こうとおもうのだけれど、普通に行っては面白くないから、穂積駅までは歩くよ。そ... 続きをみる

  • 心と体と

    借りてきたDVDがあまりにも新しいのて、思わず写真を。 2年前に映画館で観ている。 ミニシアター系なのか県内に上映館がなかったので、名古屋まで出かけた。 首都圏に住む友人のお勧めだが、正直、そこまでして観る映画なのかはよくわからなかった。 映画自体よりも、ひとりで名古屋まで出かけ、映画館を探し、ラ... 続きをみる

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  • 振り回されて

    そうだ、今日はDVDを返して、新しいのを借りてくるのだった。 『バタフライ・エフェクト』と『ボヘミアン・ラプソディー 』の感想は書き終えた。 近所のゲオにワクワクして出かけた。 27日まで、旧作が半額で2週間借りられる。 この機会に気になっている映画を全部観てしまおうか。 いやいや、その前に本を読... 続きをみる

  • 好きな映画、好きな作家

    どうして好きなのだろう。 それを説明出来ないから、好きとしか言えない。 一昨年、映画館で観た『ボヘミアン・ラプソディー 』 ロック・グループのクイーンは当然知らない。 ロックに興味がないのだから仕方ない。 が、映画を観る気になったのは、その評判があまりにも高く、ロングランが続いていたから。 そんな... 続きをみる

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  • 『少年と犬』

    馳星周の直木賞受賞作品。 何となく馳星周は住む世界の違う作家さんのような気がして、手に取り損ねていた。 直木賞を受賞し、いかつい風貌を目にして、ますますその思いは深まった。 なのに何故、読むことになったかといえば、読書会のオブザーバーみたいな人が、イチ押しだと言うので。 そのオブザーバーなる人、図... 続きをみる

  • 過去に戻れたら

    レンタルDVDを返却するため、観た証として感想を書かねばならない。 これが私的には面倒で、スルーしてしまいたいけど、そうすると同じ作品を何度も借りてしまう。 いつか何かの役に立つと信じて記録した頃もあったけれど、もう何の役にも立ちはしないだろう。 次に借りることがあったとしても、忘れてもう一度楽し... 続きをみる

  • おしまい予言

    またこの本に戻ってきた。 近くの図書館の閉架書庫から出してもらい、借り受けること3度。 今年の初め、地元の読書会に誘われた。 テーマ本は『強運の持ち主』だという。 古い本なので既に閉架書庫入り。 それがコロナで読書会は延々延期となった。 再開は6月。 この間に瀬尾まい子さんの本を何冊読んだだろう。... 続きをみる

  • 小説『バタフライ・エフェクト』

    思い違いをしていた。 映画『バタフライ・エフェクト』の原作だとばかり思っていた。 映画は10年ほど前に観て、難解だったので気になっていたのだ。 小説できちんと読み直したいと思っていた。 北欧スウェーデンが舞台のサスペンス、ではなく 人間ドラマだった。 カーリン・アルヴテーゲン作、翻訳はヘレンハルメ... 続きをみる

  • やり残した思い

    池田山を見るたびに思う。 あの山を登ったことがある。 でも、途中で力尽き、ヘロヘロになって下山した。 もう一度チャレンジさせて、と同行してくれた登山の先輩に頼んだが、 池田山にも雪は降る。 その冬の季節が到来してしまったのだ。 いくら900メートル級の山といっても、初心者に冬山は怖い。 チャンスの... 続きをみる

  • 『夏への扉』

    このタイトルには思い入れがある。 児童文学にチャレンジしていた頃、師が言ったのだ。 「タイトルは大事だよ。作品の良し悪しはタイトルで半分は決まってしまうんだ」 そこで例に挙げたのが『夏への扉』 「猫がドアを開けてくれって、引っ掻くんだよ。そのドアは夏へ続くドアなんだ。こういうタイタル、いいよね〜」... 続きをみる

  • 『15時17分、パリ行き』

    このタイトルを見ただけで、ワクワクしてしまう。 公開されたのは確か3年ほど前。 クリント・イーストウッド監督作品、 絶対観ようと思っていたのに、見逃してしまったのは、観たい映画が目白押しで、まだ仕事もしていたから。 おかげで、リタイア後にゆっくり観賞できるのだから、まぁいいか。 何事にも「機が熟す... 続きをみる

  • 『グッバイ・サマー』

    14歳。 自身のそれを思い出しても、甘酸っぱいというよりほろ苦く、 ほろ苦いというより痛々しかった、あの中途半端な時期。 ミシェル・ゴンドレー監督の自伝的作品だという。 ミクロとあだ名される、右側の女の子みたいな少年ダニエル。 彼が監督の分身なのかな。 女の子と言われるのはイヤでたまらないのに、髪... 続きをみる

  • オドレイ、大好き

    小説『テレーズ・デスケイルゥ』繋がりで、映画『テレーズの罪』にたどり着き、 レンタルショップでたまたま借りた『アメリ』が面白い。 もちろん、テレーズ役の女優オドレイ・トトゥ繋がり。 もう20年近く前の作品で、同時に見た『グッバイ・サマー』では不安定な母親役。こちらの方が現在の彼女に近いのだろう。 ... 続きをみる

  • 『かもめ食堂』私感

    近くのゲオで「かもめ食堂」のDVDを探す。 10年ほど前にミニシアター系にはまり、レンタルDVDで観た1枚だった。 フィンランド旅行に行く前の2014年にも楽天レンタルで見ているようだ。 フィンランド予習のつもりか、何枚もミカ・カウリスマキ監督も借りている。 が、復習はしなかったな。 後味の悪い旅... 続きをみる

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