Linの気まぐれトーク

映画と小説の日々

長編、相撲、遺産

やっと読了。

まさかこんな長編だったとは。


読書会の助言者さんのお勧め本、知らせを受け、図書館のカウンターでこの分厚さを知ったとき、正直引いた。


それでも読み始めると面白くて。

乃南アサさんの『チーム・オベリベリ』

オベリベリとは今の帯広のこと。

北海道開拓の話は「知っている」程度。



が、長編小説を少しずつ読み進めるうちに、その気の遠くなるような困難が、いつしか我がことのように。

明治の初めとは言え、内地なら人並みの暮らしが出来るだろうに、敢えて開拓に身を投じた人たちがいたからこそ、今日の日本がある。

そんなことを改めて感じた。




大相撲秋場所は昨日、千秋楽を迎えた。

15日間、毎日テレビの前で観戦した私は、大相撲ロス状態だ。

横綱不在でも正代、翔猿、そして両大関、若隆景や阿武咲の活躍に、毎日ドキドキの連続だった。

今朝の天声人語には、「誰かともう少し、語りたくなるときである」と。

相撲は読書と違い、一杯やりながら「わいわいと」観たい。

LINEで語れる相撲仲間がいるのは嬉しいが一緒に応援してこそ。テレビ桟敷でいい、コロナの心配はいつまで続くのだろう。



ところで、寄附金は全く払っていないのに送られてくる母校通信を

ペラペラと繰っていたら、なんと大好きな力士、宇良が!


どうして宇良がここに?

平成27年教育学部卒、とある。

後輩だったんだ!

よくも相撲には縁のないこの大学から、相撲界に入った。

その型破りな前向きさが彼の魅力。

今場所の翔猿もよかったけど、宇良も楽しみだ。





さて、6枚借りた最後のDVD


返却日も迫ってきたので観賞した。

1998年の作品で、確か当時も観ている。


まだレンタルビデオの時代だった。

グウィネス・パルトロウの美しさだけが印象に残り、ストーリーは全く思い出せない。

だから初見に等しいのだけど、ディケンズの原作も有名なので、たぶんその繋がりか。


まだ児童文学会で(虐められて)いた頃だった。モデルが良ければいい絵がかけるんじゃないかなんて、バカなことを考えていたのかもしれない。


グウィネスに神秘的な美しさを感じたのは、この作品だけ。


それにしても、女優の顔しか覚えていないとは。

観賞の仕方に問題ありだ。