Linの気まぐれトーク

映画と小説の日々

2020年11月のブログ記事

  • 最近の読書から

    高橋治・作『名もなき道を』は友人の紹介で。 古い本で、地元の図書館には所蔵がなくリクエスト。 作者の高橋氏は父とさほど変わらない世代、著作を読むのは初めてで、こんなこと(友人のすすめ)がなければ、絶対に読むことはなかった。 小説ではあるけれど、語り口はノンフィクションに近い。 吉松という教師が、教... 続きをみる

  • 映画「ホテルローヤル」

    11月13日の公開日に観ている。 コロナ禍で映画館に足を運ぶのも躊躇われるような状況下、 にもかかわらず観に行ったのだから、それなりの期待があったのだと思う。 と、ひと事のように書いてしまうのは、正直、観ながら疑問符がいっぱい立ち上がってきたから。 本当に観たかったの? どうして観に来たの? 原作... 続きをみる

  • 湖東三山、金剛輪寺

    最後に回ったのが、インターに1番近い金剛輪寺。でも位置的には湖東三山の真ん中にあり、寺のパンフレットにも「湖東三山まん中のお寺」と銘打っているので、こちらが正真正銘の「まん中」ということになる。 西明寺さん、勝手に「まん中」にしてしまって申し訳ありませんでした。 もしも、もしも西明寺→金剛輪寺→百... 続きをみる

  • 湖東三山、西明寺

    百済寺の次は、三山の中で1番北に位置する西明寺。遠いところから順に回り、1番インターに近い金剛輪寺は最後に。 気のせいか、昼近くなって訪れた西明寺は、心なし俗、と言っては失礼ですが、人間の香りをより感じるような。 こんな手入れのよく行き届いた植え込みを行くと、 庭園の入り口に。 高低差はこんな感じ... 続きをみる

  • 湖東三山、百済寺

    「友だちと湖東三山に行くよ」と行った時、夫は山登りでもすると思ったのか、不安そうな顔をした。 「山と言っても、登山じゃないから。紅葉を見に行くだけ」 「そうか、それならよかった」 友人の車で8時半に出発。 ETC専用の「湖東三山IC」が出来て、便利になったと言う。 三つの寺の中間あたりに下りること... 続きをみる

  • 歩いても歩いても

    昨日は朝から天気予報通りの雨、 予報を見ても、14時過ぎまでは傘マークだ。 県図書館で研修会がある。 とは言っても、出席するだけの気楽な身分、 選択肢はいくつかあった。 1 出席をやめる。 2 バスで行く(往復バス料金¥1420) 3 歩いていく(片道10キロ) うーむ。どうしても行かなきゃならな... 続きをみる

  • 本当の目的地

    朝7時に出発し、高速と国道を乗り継いで、お茶休憩、ランチ休憩しながら、その目的地にたどり着いたのは午後2時。 学生時代の貧乏旅行とは違い、ワイドビューや温泉旅館に泊まっての安曇野も魅力だったけど、体力と若さがなければ出来ない車旅、楽しませてくれた旅友には本当に感謝です。 もしも鉄旅だったら、松本で... 続きをみる

  • 水車小屋

    さて、今回の安曇野は旅友の運転で車旅。 私は運転出来ないため、行き帰りの交通は100%お任せに。半端ない距離をひとりで運転してくれた旅友に感謝です。 朝7時に出発したので、9時にお茶休憩に。 岐阜県本巣市から中津川市に距離を伸ばして、快調です。 モッキングバードだったか、ハミングバードだったか。 ... 続きをみる

  • 麦草ヒュッテ

    安曇野は憧れの地だった。 殆ど忘れてしまっていたのに、旅友に誘われ、大王ワサビ農場に行くことになったのは1週間前。 実はワサビ畑には苦い思い出がある。 友人とふたり、大学の夏休みを利用して訪れた信州は、清らかな山の湧水に育まれているというワサビ畑も、目的のひとつだった。 汗にまみれて山道をさすらい... 続きをみる

  • ピリッと甘く

    20数年前、連絡も雑談も電話が主流だった頃、 児童文学の師に言われたこと。 「腹の立つことがあっても、少なくとも1週間か10日は考えてごらん。それでも考えが変わらなければ反論を聞くよ。」 あるいは、 「読書感想文を書かせるのは、出版社の商魂だよ。書くという行為は、そこで成長を止めてしまうんだ。人に... 続きをみる