Linの気まぐれトーク

映画と小説の日々

水車小屋

さて、今回の安曇野は旅友の運転で車旅。

私は運転出来ないため、行き帰りの交通は100%お任せに。半端ない距離をひとりで運転してくれた旅友に感謝です。


朝7時に出発したので、9時にお茶休憩に。

岐阜県本巣市から中津川市に距離を伸ばして、快調です。



モッキングバードだったか、ハミングバードだったか。

連れが探してくれたお店は、珈琲の専門店らしく、豆を選べるサービスも。

柔らかなコロンビアをお願いして、気になる本棚を見れば、小川糸さんの著作が。

『食堂かたつむり』、よかったなぁ。



モーニングのトーストは、パンがサクッとした軽みで、柔らかな珈琲と相性もよく、手作りらしきヨーグルトはもっちりサッパリ。

歳のせいか、このくらいの軽さが嬉しいのです。


お昼は梓川サービスエリアで。

もう長野県! 目的地まであと少し!



こんな山々を観ながら、いただいたのは、



新蕎麦、お腹が空いていたので天ざるです。

もちろん完食しましたとも。



さて、ここで翌日に話は飛んで。

というか、昨日の大王ワサビ農場に繋がります。


友人は、有名な水車があるというのですが、

え? そんなのあったっけ?

少なくとも学生時代に訪れた安曇野にはなかったような。

いや、わたしたちが気付かなかっただけ?


沢山のクエスチョンを抱えながら行ってみれば



おお、ありました!

まるで映画のセットのように3つも。





貼られた説明書きを読めば、黒澤明監督の『夢』のロケ地として使用されたとか。

黒澤監督の夢に残るような、時代を超越した心の故郷、と感激していたら、映画ロケのために黒澤監督が作ったそうな。

40年以上前のワサビ畑にはなかったはずだわ。


しかし、あの100%湧水の蓼川に、水車小屋を作り観光地化してしまう黒澤監督の凄さ。

その映画、早速探してみよう。


ワサビ畑は朝訪れたせいか、陽光に煌めく湧水の美しかったこと。

行き交う人々の顔も晴れやか。


本格的な雪の季節に入る前の、最後の煌めきなのでしょう。




本当の目的地のことは、次の機会に。