Linの気まぐれトーク

映画と小説の日々

湖東三山、金剛輪寺

最後に回ったのが、インターに1番近い金剛輪寺。でも位置的には湖東三山の真ん中にあり、寺のパンフレットにも「湖東三山まん中のお寺」と銘打っているので、こちらが正真正銘の「まん中」ということになる。

西明寺さん、勝手に「まん中」にしてしまって申し訳ありませんでした。


もしも、もしも西明寺→金剛輪寺→百済寺と回っていたら、印象が随分変わっていたのは間違いない。

フィギュアスケートなど、採点制のスポーツで順番を決める際、くじ運悪く1番を引いてしまったら、ガックリくるという。

審査員も人の子、後からそれ以上の演技があった場合に備えて、最初は点を出し渋るからだとか。


また関係ない話になってしまった。

金剛輪寺は午後に訪れたせいか、既に駐車場は大賑わい。露店なども出ていて楽しい。

寺というより、ザ観光地だ。


黒門。

ここが入り口になっていて、


こんな参道が続く。

右手に受付、拝観料600円はどの寺も同じ。

同じく紅葉の名所、京都の瑠璃光寺2000円が拝観料の最高額(当社比)、それに比べれば良心的な値段だろうか。


続いて赤門


黒門、赤門と来れば、次は白門


こちらは庭園入り口になっていて、

その庭園はまさに紅葉真っ盛り。



一度に出来たわけではなく、桃山期から江戸中期にかけて造園されたようだが、

残念ながら私にはその差が分からない。


ただ見て歩くだけ。


庭園を抜けると、本堂への山道が続く。


それがもう半端ない距離、もしかして本堂を通り過ぎて、山の中に迷い込んでしまったかと思うほど。


参道の両脇に並ぶ小さなお地蔵さんは鮮やかな涎掛け?にセルロイドの風車。

自然に溶け込まぬ人工的な色合いが気になったが、これが水子供養だと知れば、また思いも変わる。


やっとたどり着いた本堂。


住職は、大黒天を是非拝んでいって、と話される。


左手に剣を持っているのはインドで作られたからだそうで、そう言われればお顔つきもエキゾチックだ。


湖東三山を無事に回り終え、これで今年の紅葉も見納め。


我が家の落ち葉は、掃いても掃いても降り積もる。

落ち葉焚きは、年内は続くだろうなあ。


今日は朝日歌壇の録音で県図書館まで。自転車で片道1時間だが、行きは良いよい、帰りはこわい、午後から出た風に危うく吹き飛ばされそうになって帰宅した。


無事に帰れた喜びは、旅に出る楽しさに勝る。

やっぱり最後に感謝が来るのは、これも年輪か。