アカデミー作品賞、監督賞、主演女優賞を得たおかげで上映回数が増え、昼間も観られるようになったのはラッキーでした。 前回は(『運び屋』のような)高齢者のロードムービーだとばかり思い公開日に観賞。 決して裏切られた訳ではなかったけれど、 何かが違うと感じ、原作を読んだ。 原作は実際のノマドたちを密着取... 続きをみる
映画のブログ記事
映画(ムラゴンブログ全体)-
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他のSNSで、自転車映画の名作と紹介してもらった『キッズ・リターン』は、北野武監督の作品。 交通事故で生死を彷徨った後の、初の監督作品だとか。 北野作品といえば『HANA-BI』だけれど、 冷たい炎が燃えるようなバイオレンス映画はちょっと苦手、 『菊次郎の夏』のように子役の活躍する映画はホッとする... 続きをみる
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下に見ているとか、偏見だとか、人は言うけれど、 誰も自分が差別しているとは思っていないはず。 間違っているのは周りの方で、自分は正しい。 そう思うから、生きていける。 でも、 人のことはよくわかるけれど、自分のこととなると、さて、どうなのか。 気になる映画を観た。 主演のフランシス・マクドーマンド... 続きをみる
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もう50年の歳月がたっていた。 50年たって、やっと寅さんに会ってもいいと、 思えるようになった。 第一作が公開されたとき、まだ高校生だった私はもう古希に近いなんて。 でもそれが50年という歳月。 親が堅物で、テレビはNHKしか観せてもらえず、GSなんてとんでもない、追っかけはバカのすることと、今... 続きをみる
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早朝なのに暖かい。 見れば牛乳色の霧がこんな里にも立ち込めて、 視界5メートル? 変わらない日々の営みの中にも、 自然界の神秘を垣間見せてくれる。 手に負えなくなると〈災害〉だけど。 どうしても観たい映画があったので、近所のシネコンまで自転車を走らせる。 高専道路の桜は散り初め。 観たい映画は、 ... 続きをみる
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夜明けが早くなった。 窓のない部屋に休んでいても、 廊下越しの薄明かりに目覚める。 布団を上げて身繕い。 6時前に歩き始めれば、もう桜が開花していて。 皆さんのブログでは春爛漫の花盛りだけど、 岐阜にもやっと春? とは言いながら早朝はまだ寒く 霜が降りている。 花冷えとか 菜種梅雨とか 春一番とか... 続きをみる
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たまたまジョニデ繋がりで、 『ギルバート・グレイプ』を観て、 その繋がりで『サイダー・ハウス・ルール』に。 20年前の公開時に映画館で観ている。 そして、その終わり方に納得できなかった自分を覚えている。 どちらかといえば復習したくない作品だった。 けれど、他のSNSの映画コミュを主宰する人は、 「... 続きをみる
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(映画『桜桃の味』のネタバレ内容を含みます) 1枚100円で借りられるDVDにハマっている。 観たい作品は決めているけれど、たまたま目について借りることも。 『桜桃の味』も、そんな一枚で、 アッバス・キアロスタミ監督の作品は、20年以上も前に名古屋のミニシアターで出会った。 確か『オリーブの林を... 続きをみる
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中野信子さんの本を何冊か読んだ。 といっても膨大な著作の中から、 近所の図書館にあるものだけを。 最近手にした『人はなぜ、他人を許せないのか?』 TVなどでの露出もあるからか、見るたびに垢抜けていらっしゃる。 オブラートに包んだソフトさは計算の上かも知れないが、スルスルと喉越しよく通り抜けていく。... 続きをみる
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ヤマザキマリさんとの対談『パンデミックの文明論』が面白かったので、中野信子さんの著書を借りてみる。 著者は東大大学院卒の脳科学者、かなりの秀才だ。 科学者らしく実証に基づいた展開は論理的で、読者である一般大衆にもわかりやすく、飛躍することなく、脳の特性について述べている。 私のようなおばさんでも夢... 続きをみる
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意味のよくわからないタイトル。 レンタルショップではタイトルの50音順に並んでいるので、何度もスマホで確認するのだが、すぐに忘れてしまう。 が、観賞後はもう決して忘れない。 舞台となった都市「密陽」を英語読みすると、そうなるから。 が、それは表向き。多分本当は、ソン・ガンホ演じる、ヒロインを助ける... 続きをみる
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村上春樹の『納屋を焼く』は初期の短編(57年11月)だ。 春樹の作品を形容し、無国籍風とはよく言われる。私的には、ジャコメッティの針金人間のようだと思っている。細部も表情もあるのだが、生活感がない。それが、良くも悪くも決定的な特徴だ。 当初、村上春樹は英語で書いてから日本語に翻訳しているのだ、と言... 続きをみる
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元旦に3時間の生放送があることは知っていたけれど、やっと昨夜というか今朝(1時半〜)聴くことができた。 らじるらじるの「聴き逃し」サービスは本当にありがたい。 そこで発見したことが、いくつか。 まず高橋源一郎さんは元旦が誕生日で、晴れて70歳になられたこと。 69年頃、学生運動で逮捕され、留置所で... 続きをみる
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面白い映画を観た。 『イエス・マン』 ジム・キャリー主演なので、もちろんコメディだ。 ふつうYES Manと言えば、上司におべっかを使う腰巾着みたいな存在と相場が決まっている。 でも、この作品はちょっと違うみたい。 堅実な銀行員のカール(ジム・キャリー)は離婚したこともあり、仕事も私生活も後ろ向き... 続きをみる
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1960年制作の名作。 あ、そういえばまだ観ていなかった、とレンタルショップで気楽に借りてきた。 60年も前のモノクロフィルム、退屈するかなと思ったが、最後まで引っ張られてしまった。 名作と言われるだけのことはある。 舞台はニューヨークの大手保険会社。 主人公のバクスターは、大部屋で働くしがない平... 続きをみる
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11月13日の公開日に観ている。 コロナ禍で映画館に足を運ぶのも躊躇われるような状況下、 にもかかわらず観に行ったのだから、それなりの期待があったのだと思う。 と、ひと事のように書いてしまうのは、正直、観ながら疑問符がいっぱい立ち上がってきたから。 本当に観たかったの? どうして観に来たの? 原作... 続きをみる
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決して多忙ではない、のに 10月は落ち着かない月だった。 夏から一気に晩秋のような寒さ、 それだけでも季節性のウツになりそう。 怠け者の私は、手帳に予定が入るだけで落ち着かないのだ。 県図書館のパソコン音訳講習会(毎週水曜・2時間) 孫守り(お嫁さんの保育士単位取得試験のため) 孫の運動会(雨で延... 続きをみる
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らじおらじるで「山カフェ」という番組を初めて聞いた。 眠れぬ夜のラジオだ。 ご自身も山が好きな石丸謙二郎さんが紹介した『エマおばあちゃん、山をいく』、 67歳の女性が子育てを終えてからアパラチアントレイルに初挑戦、見事踏破した絵本だという。 アパラチアン・トレイル、全長3499km アメリカ合衆国... 続きをみる
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10月16日、TOHOシネマズにて。 以前観た『ハチドリ』も地味な韓国映画だった。 韓流にハマっているわけではないし、恋愛映画でもないけれど、この手の映画は気になってスルー出来ない。 『ハチドリ』の主人公は確か83年生まれ、 ほぼキム・ジヨンと同じ世代だ。 作者も監督も違うけれど、内容的には『ハチ... 続きをみる
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どうして好きなのだろう。 それを説明出来ないから、好きとしか言えない。 一昨年、映画館で観た『ボヘミアン・ラプソディー 』 ロック・グループのクイーンは当然知らない。 ロックに興味がないのだから仕方ない。 が、映画を観る気になったのは、その評判があまりにも高く、ロングランが続いていたから。 そんな... 続きをみる
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このタイトルを見ただけで、ワクワクしてしまう。 公開されたのは確か3年ほど前。 クリント・イーストウッド監督作品、 絶対観ようと思っていたのに、見逃してしまったのは、観たい映画が目白押しで、まだ仕事もしていたから。 おかげで、リタイア後にゆっくり観賞できるのだから、まぁいいか。 何事にも「機が熟す... 続きをみる
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14歳。 自身のそれを思い出しても、甘酸っぱいというよりほろ苦く、 ほろ苦いというより痛々しかった、あの中途半端な時期。 ミシェル・ゴンドレー監督の自伝的作品だという。 ミクロとあだ名される、右側の女の子みたいな少年ダニエル。 彼が監督の分身なのかな。 女の子と言われるのはイヤでたまらないのに、髪... 続きをみる
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やっと映画館解禁 厳密には自粛を解禁 2月末に『ミッドサマー』を鑑賞した頃から、一気にコロナの警戒感が強まった。 本来なら3月27日公開予定だった『ストーリー・オブ・マイライフ』 2ヶ月以上待って、やっと。 アカデミー賞候補にも名を連ね、ベストタイミングでの公開のはずが、まさかの延期となった。 『... 続きをみる