Linの気まぐれトーク

映画と小説の日々

今年観た映画

天気予報通り、午後から雪、

明日は真っ白な元旦になりそう。

大掃除も買い出しも昨日までに済ませ、午後からはDVD観賞


長かったなぁ

150分の長さは映画館なら苦にならないけれど、家庭では堪える。

途中で誰か来たりして満喫出来ないし。

なので感想はまた、落ち着いてから。


今年は何本(映画館で)観たかとチケットを探れば、まず1月4日に『尾崎豊を探して』

全て編集なのに、特別料金2,500円も取られ、

レビューを見ると散々、金返せ、と。

お正月だから特別料金もご祝儀だとでも?


1月10日『パラサイト 半地下の家族』

これはメチャ面白かった。

階級格差社会を描きながら、したたか。

先の読めない展開。

今年一押し映画かもしれない。


1月17日『リチャード・ジュエル』

クリント・イーストウッド監督の実話作品。

最近、彼の作品は殆ど実話仕立て、ほとんどドキュメンタリーの間があるが、それも思うところあってのことか。


1月24日『キャッツ』

映画化は失敗だったと言われている本作だが、私は面白かった。

あまりにも有名なミュージカル、こんな内容と知れただけでも有り難い。


1月31日『男と女 人生最良の日々』

同じキャストで半世紀近く撮り続けることの凄さ。あの2人も見事に老いた。

もちろんそれを観る方も。

こんなふうに時間の流れを感じるのも悪くない。

何と1月は毎週映画館通い。

それほど気になる作品が多かった。 


2月19日『1917 命をかけた伝令』

戦争映画だが、戦闘シーン嫌いな私でも思わず引き込まれた。

『フォードvsフェラーリ』もその頃の公開だったはず。

クルマ嫌いなのでこちらは観なかった。

どちらも年末のゲオでは、はや旧作コーナーに並んでいる。

2週間で110円の扱いだ。

でも『フォード』にせよ『1917』にせよ、大スクリーンで観てこその感動だろう。

『フォード』も観ればよかった…


2月25日『ミッドサマー』

北欧の夏至祭を舞台に繰り広げられる残虐シーン?に、怖いもの見たさで。

そろそろコロナの影響が出始めて客足もまばら。

そして、ついに映画館も閉鎖されてしまった。


やっと再開されて、公開遅れの作品を観る。

6月12日『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』

若草物語は、『赤毛のアン』と並んで少女のバイブル的存在。

どちらも作者の分身なのか、作家を目指しての女性の自立を描く。

アンはギルバートと結婚するが、ジョーはローリーの求婚を跳ね除ける。

読者の想いは複雑で、得てして悲恋の方が印象に残る。

『アン』の続編がイマイチなのは、得恋が影響している?


6月19日『ドクター・ドリトル』

ドリトル先生シリーズは子ども時代に読み損ねてしまった名作。

大人になってから取り戻そうとしても、もうあのワクワク感はやってこない。


6月29日『ゲド戦記』

コロナの影響で撮影が軒並み延期、

新作がないので懐かしいジブリ作品に劇場で出会える。

宮崎吾朗監督の力作。力みすぎの感もあったけれど、私は受け入れられた。

やっと『ゲド戦記』シリーズも読めたし。


7月21日『ウェイブス』

せっかくの作品だったけれど、なぜか内容をさっぱり思い出せず。

私的にはハズレだったのかな。


7月28日『千と千尋の神隠し』

これは自分への誕生日プレゼント。

何度観ても感動できる。


7月31日『はちどり』

14歳の少女の日常を描く韓国作品。

何気なさの中に14歳の悩みが。

ああ、あの痛み、思い出すと切ない。


10月16日『82年生まれ、キム・ジヨン』

日付が大きく飛んでいるのは、観に行きたい作品がほとんどないから。

この感想はムラゴンブログでも書いているし、小説まで読んでしまった。

提起されている問題の根は深い。


11月13日『ホテル・ローヤル』

観るものがないので、ついにここまで。

桜木紫乃さんの直木賞受賞作なので、もちろん原作は読んでいる。そして原作の方がずっと良かったと思うのは私だけなのだろうか。


12月3日『罪の声』

これも原作者に興味があって。

が、小栗旬さんも星野源さんも好演していて、見応えあり。


ということで15本。

後半の失速の割には、1月2月のダッシュが効いて、月1本のペースは維持できたけれど、来年は無理かな。


それでは皆さま、良いお年をお迎えください。