Linの気まぐれトーク

映画と小説の日々

2021年3月のブログ記事

  • 箸の持ち方

    私が子どもだった頃、何でも人並みにという考え方が全盛だったのか、箸や鉛筆を持つのは右と、両親に厳しく矯正された。 左利きだった私は苦労した甲斐あって? 今は箸や鉛筆は右手で持つ。 反抗できる年頃になってから覚えた針や包丁は左だが。 箸も鉛筆も右で持つのが精一杯だったので、その持ち方にまで神経が回ら... 続きをみる

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  • 霧の朝と『ノマドランド』

    早朝なのに暖かい。 見れば牛乳色の霧がこんな里にも立ち込めて、 視界5メートル? 変わらない日々の営みの中にも、 自然界の神秘を垣間見せてくれる。 手に負えなくなると〈災害〉だけど。 どうしても観たい映画があったので、近所のシネコンまで自転車を走らせる。 高専道路の桜は散り初め。 観たい映画は、 ... 続きをみる

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  • 雨の降りそうな朝

    ムラゴンブログに初投稿したのが1年前の3月29日。 雨の日の桜の写真。 相変わらず同じコースを散歩している私、 ただし、今は早朝に。 同じ構図で写真に収めながら、 今更ながら成長のない自分に気づく。 いや、成長とは老化の別名だから、 立派に成長しているのかも。 今日の映画は 観てから気づいた。 こ... 続きをみる

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  • いらっしゃいませ。そして永遠に…

    夜明けが早くなった。 窓のない部屋に休んでいても、 廊下越しの薄明かりに目覚める。 布団を上げて身繕い。 6時前に歩き始めれば、もう桜が開花していて。 皆さんのブログでは春爛漫の花盛りだけど、 岐阜にもやっと春? とは言いながら早朝はまだ寒く 霜が降りている。 花冷えとか 菜種梅雨とか 春一番とか... 続きをみる

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  • 味噌まんじゅうと孫の誕生日

    北浜名湖の名物だが、 意外と知られていないというか 全国区になれない。 日持ちしない(賞味期限2日)ということもネックか。 けれど、その味を知ってしまうと、 大人子どもを問わずファンになる。 昨日ランチした奥浜名湖の国民宿舎で、 味噌まんじゅうの食べ比べセットを見つける。 食べ比べなので、全部を食... 続きをみる

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  • 春のお彼岸は天浜鉄道で

    墓参の日。 とは言いながら、親のお墓は遠いこともあり、 命日だけで勘弁してもらっていた。 2人姉妹の長女の姉はちゃんと盆暮、お彼岸、命日にはお参りしているという。 今年は母の七回忌もあるので、お寺さんとも日取りの相談などしようと、 私もお彼岸の墓参に。 姉は車で、 私は電車で。 天竜浜名湖鉄道で気... 続きをみる

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  • 映画『ミナリ』

    久しぶりの封切り映画。 コロナの影響で枯れ荒んでいた映画館に、アカデミー賞候補作品が上映され始めた。 それだけで嬉しい。 シニア料金とはいえ、1,200円払って観る映画は100円のレンタルビデオとは違うし、100円で貸し出されている名作もかつては劇場には人を呼んでいた。 映画館で映画を観る それが... 続きをみる

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  • わたしの素

    味の素が醤油やソースと同じように 食卓の常連顔になっていた子どもの頃 ご飯にも味の素、なんてCMまで現れて 間に受けた子どもの私は親の制止も聞かず ご飯にかけてベソをかいた。 すっかり姿を消してしまった味の素だが そんな魔法の一振りを どこかで求めているのかも。 映画や小説から離れられないのも そ... 続きをみる

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  • ラッセ・ハルストレイム監督

    たまたまジョニデ繋がりで、 『ギルバート・グレイプ』を観て、 その繋がりで『サイダー・ハウス・ルール』に。 20年前の公開時に映画館で観ている。 そして、その終わり方に納得できなかった自分を覚えている。 どちらかといえば復習したくない作品だった。 けれど、他のSNSの映画コミュを主宰する人は、 「... 続きをみる

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  • 「いや」という言葉

    それが自分に向けられたものでなくても、 ドキッとする。 たしか高校の現代国語の教科書だったかに、 志賀直哉の『網走まで』があった。 青森行きの汽車に乗り合わせた母子と「自分」との、わずかな交流を描いた掌編だ。 癇性の男の子に手を焼く母親を観察しながら、 「自分」は男の子に「厭な眼」で見られて、 「... 続きをみる

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  • 変わらないもの

    月に一度の読書会。 3月は会報誌の印刷とかで9時に集合だ。 印刷は1番若いFさんにお任せというので、 見ているだけでいいのかとも思ったが、 そうでもなくて。 7、80代の女性の集まりなので、 意見は多いけれど、手は出ない。 船頭多くして、状態か。 正直、殆ど会員に配布するのみの会報誌。 図書館に寄... 続きをみる

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  • 人生の麻薬

    またヘンな夢を見てしまった。 大体、妙にリアルな夢は二度寝が原因なのだ。 私は学生(願望か) おまけに独身だ(都合の良い設定) 付き合っていた彼が(誰だろう) 寝間に香を焚きしめて待っているという。 (いつの時代?) それを都合よく、結婚の申し込みと勘違いし、 「身分の違う結婚は間違いのもと、 本... 続きをみる

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  • 髪を切りに

    美容院は苦手だ。 女の園のような独特の雰囲気もダメなら、 客と美容師が妙に親しげなのも恐ろしい。 それで今は、パッパと捌く格安店に行く。 かなり強い癖毛なので、縮毛矯正をする。 軽く2〜3時間はかかる。 それでも春。 髪も軽やかにしたい。 歩いて片道30分、施術2時間半。 スマホを見ると、何と姉か... 続きをみる

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  • ちょっと気の早い

    ホワイトデー 初孫のRは10歳 サッカーに水泳に書道と、今の子は忙しそう。 子どもなのにお菓子に興味はなく、 おやつがわりに汁物を飲む。 バレンタインデーには、インスタントみそ汁を 贈った。 それが好評だったようで、 一足早いホワイトデーのお菓子を 自分のお小遣いで買ってくれた。 ばぁばに相応しい... 続きをみる

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  • 探しものは何ですか

    つい探してしまうのは、季節。 探さなくても、飛んで火に入る夏の虫。 そっと出会う恋人のように秋が来て、 冬は、でんと居座る将軍様。 (いつまでいるんだ) そして、春はかくれんぼ。 1月は行く。 2月は逃げる。 3月は去る。 と教えてもらった。 あっという間に過ぎてしまうことの喩えらしい。 そうでも... 続きをみる

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  • 簡潔な日記

    今、心掛けたいこと。 昔は「箇条書きのLin」と言われたほど、長い文章が苦手だったのに、 最近のキレの悪さといったら。 これも加齢現象なのかと思うとイヤになる。 昨日、レンタルDVDを観る。 『屋根の上のバイオリン弾き』 公開されたのは、まだ大学生だった60年代末。 結局、その時は見損ねた。 やっ... 続きをみる

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  • うつの谷間を抜けて

    といっても自称。 自分では軽い躁鬱質を持て余しているけれど、たぶん病気の範疇には入れてもらえない。 季節性なのか、 老人性なのか、 あるいはコロナ禍の影響なのか、 それもよくわからない。 たぶん、全部だろう。 子どもの頃、意味もなく落ち込むことがあった。 姉に聞くと、 「落ち込むよりも、意味もなく... 続きをみる

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  • ひな祭り

    3月1日は亡き母の誕生日。 そして高校の卒業式。 そして、3日はひな祭り。 貧しい家庭だったので段飾りはなく、机の上にお人形遊びの子たちを並ばせて、お雛様に仕立て上げた。 それでも子ども心に嬉しかった。 ひとり娘のお雛様は実家が張り込んで贈ってくれた。 我が家にではなく、嫁ぎ先に。 3人の子育てに... 続きをみる

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  • ひとりの男の半日を描く

    (映画『桜桃の味』のネタバレ内容を含みます) 1枚100円で借りられるDVDにハマっている。 観たい作品は決めているけれど、たまたま目について借りることも。  『桜桃の味』も、そんな一枚で、 アッバス・キアロスタミ監督の作品は、20年以上も前に名古屋のミニシアターで出会った。 確か『オリーブの林を... 続きをみる

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