雨のあい間に
昨日の雨が、空気を洗ってくれた。
山々の新緑が、手に取れそうな身近さでせまってくる。
こんな日の散歩は楽しい。
横浜の友人も散歩に出かけた、と写メ。
まだ白い富士山がくっきりと写っている。
鶴見川沿いなのか、河川敷では子どもたちが遊び、堤防を老人や親子連れが散歩する、長閑な光景。
ふと、思う。
ニュース見なかったら、コロナの悲惨さなんて知ることもない。
ウィルスは目に見えないし、知り合いに感染した人がいないこともあるだろう。
日がな1日、庭木(勝手に生えて来た雑木)を切る。
本当に、どうして今までこの酷い有様に気付かなかったのだろう。
遊びや仕事にうつつを抜かして、わたしの目はどこに付いていたのか。
不謹慎かもしれないけれど、コロナ効果があるとすれば、現実に目を向けさせてくれたこと。
映画も旅行も、お洒落も虚栄も、
なければないで何とかなるものだ。
この際、本当に必要なものを見極めるいい機会かもしれない。
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