Linの気まぐれトーク

映画と小説の日々

筋肉痛にあえぎながら

一昨日の池田山登山で体を酷使したので、当然その見返りはあると思ったけれど、昨日よりも酷くなった筋肉痛。

もう、どんなふうに動いても痛い。


朝ウォーキングもエクササイズも平常に戻した。

筋肉痛は嵐のようなものだから、過ぎ去るのを待つしか打つ手はないものね。


図書館に行って、読みたい本を物色、

遠出は諦めて、大人しく足を揉みながら読書する。



こんな時だからこそ目についたのか、

サバイバルものが好きな私には垂涎の書。

こんな口絵にもそそられる。



著者略歴を見て驚いた。



明治の人が聞き書きした実話。

「あとがき」を書く椎名誠氏によると、

『ロビンソン・クルーソー』や『十五少年漂流記』に夢中になった少年時代を過ごした彼が、

無人島漂流記として本書を発掘したのだという。戦前に出版され、たった一部だけコピーが残っていたのを再出版にこぎつけたようだ。


明治31年、珊瑚礁の無人島に漂着した16人の日本人の話。

社会から切り離されても上下関係の規律を失わず、明治男子ここにありの心意気。

聞き書きなので適度に油抜きされているとは思うけれど、

ギリギリのサバイバル生活はこんな時に読むと身につまされる。



膝痛に悩まされた右脚ではなく、それをかばった左脚に筋肉痛が集中している。

弱い所と付き合うのが、これからの人生。

まずは自分自身を知ること、自惚れを捨てて。


書くのは易しいけど、ね。