オドレイ、大好き
小説『テレーズ・デスケイルゥ』繋がりで、映画『テレーズの罪』にたどり着き、
レンタルショップでたまたま借りた『アメリ』が面白い。
もちろん、テレーズ役の女優オドレイ・トトゥ繋がり。
もう20年近く前の作品で、同時に見た『グッバイ・サマー』では不安定な母親役。こちらの方が現在の彼女に近いのだろう。
「テレーズ」でもボロボロになっていく後半は、可愛さのカケラもなくなってしまう。
けれど『アメリ』のオドレイは、どうしようもなく可愛い。
エスプリの効いた仏映画、と思ったが、解説ではブラックユーモアと。
まあ、どちらも似たようなものか。
この作品を日本に持ち込んだバイヤーは、てっきりホラーだと思ったという。
このポスターを見れば、さもありなん。
どこかおかしい、病んで一癖ありそうな登場人物ばかり。
映画だから許せるレベルのいたずら満載で、
ひとつ間違えば人権侵害になりそうなことを、おとぎ話のタッチで飄々とやってのけてしまうフランス人の意地悪さ。
それでもコロナで何かと暗い世相の中では、ガス抜き効果があったのか、私的に久々のヒット作だった。
ひと月前は、レンタルショップに行っても何も反応しない自分を持て余した。
好奇心や興味を持つことも、心身の健康が前提なのだということを、改めて感じる。
あと3本感想を書いたら、次の作品に行きます。
図書館では予約した本が受け取りを待っているし、孫のお相手もしなくちゃだし、ヒマなのに小忙しい。
あと少し
夏の扉は早く閉まって欲しいよ。
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