Linの気まぐれトーク

映画と小説の日々

さすがにビルマとは言わない

我が家の南端、道路に近いので、道行く人がこの木の名を聞きに来るそうです。



春の新芽時だけ赤い葉を付けるのて、目立つ、目立つ。

いつも間にやら、奥のモチの木を凌ぐ高さに。

「何の木?」と夫に聞いても、

「親父がビルマから持ってきたとか言ってるので、我が家ではビルマの木で通っている」というばかり。


最近、次男のお嫁さんにも同じことを聞かれたらしく、オヤジが…と説明しつつ、

さすがにビルマとは言わずミャンマーの木と言っている。


 

居合わせた次男が、

「ネットで調べればすぐわかる」とググれば、

さすがインターネット、ずっと謎だった〈ビルマの木〉は、チャンチン(香椿)と判明。

中国産の漆に似た木で、赤い新芽は本国では野菜として珍重されているとか。


幼木はフラミンゴ。


確かに似ています。

ネット販売では結構な値段が付いていますが、夫には猫に小判?


今日の読書、



部活の朝練から学校に戻る途中、ふと思い立って隣県まで。

帰りづらくなり野宿。

いつしか青森まで来ていた、自転車で。


久しぶりに時間を忘れての読書でした。

何の準備もなく、ふらっと、

わたしには絶対にできないこと。

若いって、いいな。

男はいいな。


というわけで自転車熱、再燃。



ふらっとどこかに出かけたいなぁ。

男の身勝手さ

昨日は読書会。

テーマ本は藤沢周平の『泣かない女』(「初つばめ」所収)

文庫本で20数ページの掌編、わかりやすく読みやすい。

文句のつけようもない作品なのに、

どう感想を言ったらよいのやら。


三角関係を描いている。

ある所帯持ちの職人に、出戻りの親方の娘が誘いをかけ、男女の関係になる。

娘は男に奥さんとは別れ、自分と一緒になって欲しいと言う。

男は妻に離縁を持ちかけたところ、妻はあっさりと荷物をまとめて出て行ってしまった。

妻は孤児で、障害者でもある。

妻を軽んじる気持ちが男にはあった。

ところが全く詰ることもない妻に意表を突かれた男は、妻を選ぶ。

「結婚はあきらめが肝心」と娘との結婚を諦める。


私の感想も男の身勝手さへの憤りで、かなり感情的に。

「こんな男はだれと結婚してもうまくいかないし、反省もしない。女房が最後に泣くのもあざとい。男に泣いて縋るのは作為としか思えない」と。


また、ある人が「男は身勝手」と発言して男性の意見を聞きたいと。

80近い助言者がそれを受け、

「男はきれいな人を見ると、奥さんがいてもフラフラっとなるし、それが男の生きる力なんですよ」

すると別の女性が、

「では、女の生きる力は何だとお思いですか」

助言者は絶句。


こういう作品は本当に苦手。



最近は庭の草むしりが1番の心休まるひとときに。

誰とも話したくないし、もの言えば唇寒しの世の中、生き難し。


最近の読書。



映画『ノマドランド』の原作。

社会問題として高齢労働者を扱ったノンフィクションです。

自らもキャンピングカーで生活し、ノマドたちの生活を追った著者の執念の一冊。

定年後は優雅にキャンピングカーで旅から旅へ、そんな生き方と思っていましたが、実際は家を差し押さえられ、住居を失って車上生活をする人が殆どだとか。

原作を読んでから映画を観るべきでした。




こちらは今日、読了。

著者の原田マハさんは大学の後輩に当たるらしいのですが、

我が身と比較すると暗くなるので、

純粋にストーリーを楽しみます。


映画も志村けんさんから沢田研二さんに主役を変え、

何とか夏に公開のようです。

映画がテーマの映画って、劇中劇?


嫌なことは引き摺らず、気持ち切り替えましょう。

孫に振り回される

春休みなので覚悟はしていたけれど、

朝の9時から夕方まで娘宅の孫2人を預かる約束。まずは先週の水曜日。

昼には次男宅の3人も合流して賑やかなのはいいけれど、こちらは疲れ果てた。

挙句に孫たちは離れられなくなって、(こちらの孫2人が)娘宅でお泊まりしたらしい。


翌日は娘から電話。

「せっかくのお天気だもの、桜を見にいこうよ」

岐阜公園へ車3台で。

お嫁さんは1歳児をベビーカーに乗せて大変。



じぃじと私は近所のバーミヤンでテイクアウトのお弁当を担当。

大人4人子ども4人の好みなんてわからない。

30分近く待たされて、もうぐったり。



それでも仲よく食べてくれれば嬉しい。

岐阜公園は花盛り。



食事が終われば息つく間もなく、今度は金華山に登りたいと。

そんな展開は初めて、

子どもは日々成長しているんだね。



1歳のチビちゃんはママとお帰り、ジジババと娘は登山に付き合わされる。

だがが300メートル級の山、しかも瞑想の小径コースだし、とたかを括っていたら、とんでもない。



疲れ果てた顔をお見せできないのが残念。

夫は900メートルの池田山よりしんどいと言い、私は心臓が破れるかと。

このバカ陽気のせいだとか、

昼過ぎの心の準備のない登山が良くないとか、ぶうぶう言うのは大人ばかり。


帰りはロープウェイのお世話になりました。



その翌日は、みんなでBBQ。

疲れを知らない子ども、とはよく言った。

こっちは1日2日寝たって回復しないんだから。


今日が春休み孫守りの最終日。

ちょっと慣れてきた頃に終わるんだね。

8歳の女の子たちと庭の花をカメラに収めた。



チューリップ、ドウダンツツジ、ビオラ(オレンジ)、ハナニラ、ビオラ(紫)、椿、ノースポール、ハナダイコン


ああ、疲れた。

でもいい春休みでした。

みんながんばれ。

わたしもがんばる。