Linの気まぐれトーク

映画と小説の日々

時は巡っても

今日は土曜日だった。

学校も幼児園もお休みで、退屈した孫たちがやって来る。

わかってはいても、エクササイズの最中の来襲に、あちゃ〜

もちろん可愛い孫のためなら、自分の都合など二の次で、計画変更。


孫たちが昼ご飯に帰ったスキに、掃除機をかけ、拭き掃除して、やれやれ。

じいじはどこかへ雲隠れだ。

全く、肝心な時にいないのは昔から。

なんとも間の悪い人だ。


午後は図書館との目算も、孫たちの前には脆くも崩れ、乞われるままに外遊び。


外には人っ子ひとりいない。

この寒さだものね。


ご近所の家の屋根に、サワンならぬサギを見つけ、子どもたちとカメラで追う。

もちろん、サギには相手にされない。


今年は紅葉が遅いのか、今頃見頃を迎えているカエデ。

フラフープは孫ちゃんのリクエスト。

これを使って「ウサギのお引っ越し」のオオカミ役をやらされた。

外遊びはじいじの担当なのに、

孫たちは、ばあばを捕まえたら放さない。

嬉しい悲鳴だわ。


神社には四季桜が咲いている。


春の桜と違い、花の時期は長いような。

ブログのアイコンにしている花は、この四季桜なのだ。孫の手は年長組の頃、もう3年前もになるのか。

早いなあ、やっていることは変わらないのに、日々孫たちは成長し、こちらは衰える。


午後3時。

やっと時間ができて、図書館に走った。

予約本を一冊用意して頂いている。



1ヶ月ほど前になるだろうか。

らじるらじるの「聴き逃し」で、〈高橋源一郎の飛ぶ教室〉を寝物語にしていたら、この本が紹介されていた。

英訳版が受賞したのだという。


高橋源一郎氏は、多分同世代。

が、話し振りの若々しいこと!

彼は、この受賞を喜びながら、1億の読者を持つ言語圏に生きることの有り難さを語った。

母国語で小説を書けない作家も少なくないという現実を、私は初めて知った。

日本語はマイナーな言語だとばかり思っていたのだ。


日本語で日本人の小説を読めることの有難さを、改めて感じながら、この小説を読んでみようか。