読書をめぐる「冒険」
植村直己さんの本も読了し、図書館の本もポスト返却し、さて次は何を読もうか。
候補はこの3冊。
三島由紀夫集は父の蔵書で、二段組の上に字が小さい。読みにくいことこの上なし。
もちろん、彼の主要作は既読のはずだが…
学生時代にもてはやされ、天才と謳われた三島も最近はあまり話題になることもない。
三島由紀夫を思い出させたのは、平野啓一郎氏だった。
彼は「三島の再来」と言われた天才らしく、
瀬戸内寂聴さんが大絶賛。
寂聴さんの本は『源氏物語』の現代語訳を第3巻まで、続きは図書館の再開待ちだ。
ならば、三島に再挑戦しようか。
あるいは、ライフワークである村上春樹の復習する?
『羊をめぐる冒険』は、村上龍と間違えて借りて来たのが始まりだったっけ。
まだ図書館も出来ていない頃、町の公民館図書室で本を選ぶ愉しさ。
ラベルが名前を隠していた。
そして、龍さんとは違うテイストに気づいた時にはすっかりやられていた。
やがて図書館でリサイクルになり、捨てられかけていた2冊を救い出し大切にしまったものの、再読するチャンスはなかなかなかった。
死期を悟りでもしない限り、読書だって旬なものの方が面白いに決まっている。
今、庭仕事のあい間に再読したら、もしかして死期を早めることになってしまう?
まあ、それならそれでいいや。
このブログへのコメントはmuragonユーザー限定です。